目次
大幅反発し4万2000円台に乗せる場面も
前週の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は前の週から1020円上昇しています。7月雇用統計の結果を受けて米景気減速が懸念され、週初は大幅安で一時4万円大台を割り込みましたが、翌日から4連騰で週末には一気に4万2000円台に乗せる場面がありました。早期利下げ観測から米国株が持ち直す一方、円高が一服、決算を手掛かりにした物色が盛り上がり、週末は日米関税合意の齟齬が解消されたことを歓迎して上値追いが加速しています。TOPIXは最高値を更新し、初めて3000ポイントを上回りました。
反動安あっても下値では買い入る
急ピッチの上昇で短期的な過熱感が意識され、連休明けは反動安もありそうですが、基調は強く下値では買いが入ってくるでしょう。ただ、米国では景気減速に伴う早期利下げ観測が強まるなか、12日7月消費者物価指数(CPI)が発表されます。引き続きチェックした好決算銘柄の買い場を探る方針で、経済指標を受けた米国株とドル円の動きを確認して流れをつかみたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


コメント