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続伸し3週ぶり週足陽線
前週の東京市場は続伸しました。日経平均は前の週から300円上昇しています。中国アリババ集団がAI半導体を開発したと伝わったことや財政悪化懸念から米長期金利が上昇したことで、半導体関連を中心に売られ、週中盤までは軟調に推移、週明け1日と3日は終値ベースで4万2000円台を割り込みました。ただ、米長期金利上昇が一服、トランプ米大統領が自動車関税を15%に引き下げる大統領令に署名したことを受け、週後半4日、5日の2日間で1000円超の上げになり、4万3000円台に乗せています。週足は3週ぶりに陽線を立てました。
底堅さ意識もドル円の動きに注意
日経平均は25日線を下値に切り返しており、底堅さは意識されています。ただ、週末の米8月雇用統計は予想を下回り、6月の雇用者数も下方修正されたことで、9月利下げが確実視される一方、ドル円は円高に振れ、景気減速懸念から米国株は下落しました。また、前週は人気を集め高値圏にあった銘柄が急落するケースが目立っており、米経済指標を受けたドル円の動きに注意しながら、過熱感なく高値を目指す銘柄を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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