「正直じいさんの大判小判」~夜明けの賭場に注意

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

9日の日経平均は前日比64円高と小幅ながら反発、為替が1ドル114円半ばまで円安が進んだことが下値を支えました。ただし、米雇用統計やFOMCを控え模様眺め気分が強く、上値の重い展開に変わりはありません。出来高は15億9500万株、売買代金は概算で1兆8800億円と引き続き閑散商状です。

一方、ジャスダックが20日続伸で25年ぶりに高値を更新するなど連騰記録を伸ばしました。ただ、東証が発表した3月第1週の投資部門別株式売買動向を見ると、新興市場について、個人投資家が2週連続で買い越しましたが、外国人投資家は3週ぶりに売り越しています。中小型株相場の延長戦もいよいよ最終コーナーに入った証であり、高値圏にある銘柄は早めの利益確定、あるいは手仕舞いを心がけましょう。

っ最終局面が最も値幅が出ることは事実ですが、何度も指摘しているように、大きなイベントを通過したあとに相場の流れが変わるケースが多いからです。くれぐれもメインプレイヤーがいなくなった相場にとり残される、いわゆる「夜明けの賭場」にならないように気をつけて下さい。

安川電(6506)は中長期スタンス、スカラ(4845)は切り返しへ下値狙い、ファンデリー(3137)、デュアルタップ(3469)は噴き値狙いの短期張り。一方、ヨコオ(6800)は買戻しに新値ながら、長期線との上値かい離が大きく利益確定、Vテクノロジー(7717)は直近安値割り一段安も。Nuts(7612)は下降転換鮮明で高水準の信用買い残が重荷、急落に警戒が必要です。

花咲 翁

 

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