「正直じいさんの大判小判」~成長株下値拾いの一方で高値銘柄のショート狙い

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

21日の東京市場は小幅に続落、112円台半ばまで進んだ円高が重石になりましたが、日銀ETFへの思惑が心理的な下支えになり、日経平均は65円安と下げ渋りました。東証1部の売買代金は概算で2兆400億円。売買高は15億9700万株をこなしましたが、日中値幅は小さく、方向感のない展開に変わりはありません。

円高に加え米保護主義への警戒感から輸出株に手が出せず、トレンドが出ないのが実情です。手がかり材料難のなか、外国人投資家が任天堂(7974)の巻き返しに出てきたようですが、これもかつてのような迫力はなく、リバウンドの域を出ていません。安値圏にある銘柄を売り込む動きは見られませんが、高値銘柄はいよいよ動きが鈍っており、個別に調整が必要な銘柄が増えてきたと感じます。

やはり、当面は中長期成長期待銘柄の下値狙いが基本スタンスで、高値抜けから一段高が期待される一部材料株と高値圏で動きが鈍った銘柄のショートを狙っていきたいと考えています。

安川電(6506)は下値狙い一貫、スカラ(4845)は拾い場提供、スクエニHD(9684)、JFEシステムズ(4832)は高値をうかがう展開です。一方、ヨコオ(6800)、シャープ(6753)は月足上値かい離大きく調整局面へ、Vテクノロジー(7717)はリバウンド一巡で動きが鈍ってきました。Nuts(7612)は需給圧迫強く、手仕舞うのが無難でしょう。

花咲 翁

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