「正直じいさんの大判小判」~一本立ち銘柄の動き見極め

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

3日午前の日経平均は68円高、前週は週間で約350円安となり、1万9000円を割って引けたことから自立反発に転じました。前引けの東証1部の売買代金は概算で9900億円、売買高は9億7300万株です。前週末は後場から値を崩す後味の悪い展開でしたが、新年度入りによる買い需要もあり、朝方の売り一巡後は買いが優勢になりました。

国内外で大きく売られる材料はありませんが、日経平均はここ3カ月間続いているボックス相場の下限でもみ合っています。テクニカルは悪化しており、下値への警戒を緩めることはできません。引き続き、中長期成長期待銘柄の下値を狙う一方、ショートヘッジで下落リスクに備える必要があるでしょう。また、気迷い商状のなかで一本立ちしてくる強い銘柄は思わぬ高値に進む可能性がありますので、動きを見極めたうえで追撃といきたいところです。

ゼンリン(9474)が2200円近辺で下値を固め、本格反騰の兆しを見せています。自動走行・安全運転支援システムのキーテクノロジーを握る奔命的存在で、米半導体メーカーのNVIDIAや東電HDとの協業へ期待が高まってきました。テンバーガー候補の澤藤電機(6901)は切り返しのタイミング待ち、追撃は動きを見極めてからです。ホープ(6195)、ホソカワミクロン(6277)は様子見。一方、ヨコオ(6800)はショート継続ながら、1400円割れは目先の下値抵抗ゾーンですので、後場は追撃を見送りましょう。

花咲 翁

 

 

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