「正直じいさんの大判小判」~高値圏にある中小型好業績株に注意

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

11日午前の東京市場は反落、ドル・円が110円台半ばへ円高に振れたことや北朝鮮の地政学リスクも意識され、日経平均は89円安となりました。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8500億円、売買高は8億5200万株に細り、手控え気分が強まっています。

前日引け後に決算を発表し、市場の反応が注目されたローチェ(6323)については、大量の売り注文で前場はストップ安売り気配のまま値つかずで引けました。前2月期は大幅増収増益で16期ぶりに最高業績を更新したにもかかわらず、今2月期は20%営業減益を見込んだことが失望されましたが、事前の期待が大きかった反動ということでしょう。また、地政学リスクを含め今後の事業環境、景況が不透明で、企業側としても業績計画を慎重に見積もらざるを得ないのかも知れません。いずれにしても先行して人気を集め、高値圏にある中小型好業績株には注意が必要です。

投資スタンスに変更はなく、買い出動は一本立ちが期待できるより強い銘柄の下値狙い、戻りの鈍い銘柄は見切り、あるいはショートにもチャンスがあると見ています。

動物高度医療(6039)は成長期待強く一段高へ、澤藤電(6901)はリバウンド狙いのタイミング。一方、シャープ(6753)は一旦処分売りながら300円割れからの突っ込みを狙いたいと考えています。

花咲 翁

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