「正直じいさんの大判小判」~好決算期待銘柄の安易な先回り買いは禁物

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

11日の東京市場は反落、日経平均は51円安です。ドル・円が110円台半ばへ円高に振れたことと北朝鮮の地政学リスクも意識され、下げ幅は一時130円を越えましたが、日銀ETFへの思惑で引けにかけ下げ幅を縮めました。ただ、東証1部の売買代金は概算で1兆8600億円と連日で2兆円を下回り、下値を拾っても上値の買いは手控えられています。

2月決算銘柄では今期大幅増収ながら減益を予想したローチェ(6323)が失望売りを浴び、ストップ安比例配分になりました。事前の期待が大きかった銘柄の反動の大きさには正直驚かされており、11日引け後に今期減収2ケタ営業減益を予想した竹内製作所(6432)への反応が気になります。地政学リスクを含め今後の事業環境、景況が不透明ななか、企業は業績計画を慎重に見積もらざるを得ないのかもしれません。好決算期待銘柄の安易な先回り買いは避けるべきでしょう。

しばらくは売り買いともに手控えたいところですが、あえて買い出動するなら一本立ちが期待できるより強い銘柄の下値、あるいは外部要因で急落した銘柄のリバウンドを狙っていきたいと考えています。

動物高度医療(6039)は成長期待強く一段高へ、澤藤電(6901)はリバウンド狙いのタイミング。一方、シャープ(6753)は押し目買いに信用買い残が増加しており、今しばらく様子見です。

花咲 翁

 

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