「正直じいさんの大判小判」~メガバンクの一段安に照準

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

週明け17日の東京市場は5日ぶりに反発、ただ、日経平均は19円高と小動きで、東証1部の売買代金は概算で1兆6300億円と今年に入って最低、方向感のないしょぼしょぼの1日でした。外国人投資家がいない東京市場はまさにもぬけの空です。

一方でローチェ(6323)の上方修正効果もあってか、中小型株には急反発に転じる銘柄が見受けられました。ただ、ローチェが決算を発表したのはわずか1週間前の10日です。為替動向を含めた景況の先行き不透明感が企業家心理に影を落とし、業績予想をいかに慎重に見積もらせているかが窺えるでしょう。

これから発表が始まる3月期決算企業も期初については慎重な予想が相次ぐでしょうから、業績期待ではうかつに手を出せません。期初の減益予想を織り込み、今後の上方修正の可能性を買いに行く展開になるまで、輸出系の好業績銘柄の買いは控えたいと考えています。

全般底打ち感はありませんが、騰落レシオが70%を割り込むなど売られ過ぎの水準にあることは間違いありません。当面は突っ込み待ちでリバウンドを狙うのが基本スタンスで、引き続き主力では三菱UFJFG(8306)をはじめメガバンクの一段安に照準、買い場は近いでしょう。一方、動物高度医療(6039)は成長期待強く、あくまで下値で沈潜です。

花咲 翁

Pocket

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次