１９日午前の東京市場は小幅反落、ＮＹ株安を受け売り先行でスタートしましたが、９０円安で寄り付いたあとは押し目買いに下げ幅を縮めました。前引け時点の東証１部の売買代金は概算で１兆４００億円をこなしています。やはり、リスク回避の米長期金利の低下が一服したことで売り圧力が弱まってきたのでしょう。為替は１０８円台半ばの円安水準で推移しており、前週までのように下値を売り込む動きはありません。
もちろん北朝鮮有事によるショック安に備える必要はあります。ただ、今回の戻り相場の指標と見ているメガバンクも底堅く示威しており、動きが出てきた中小型株を追撃していいと確信しました。ただし、投資枠に余裕を持たせましょう。動物高度医療（６０３９）は新値抜けから一段高へ、信用規制が解除された澤藤電（６９０１）は格言通り「初押しは買い」です。
花咲 翁
