「正直じいさんの大判小判」~好決算銘柄とリバウンドの狙いも続く

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

25日の東京市場は続伸、日経平均は後場一段高となり、203円高で引けました。約3週間ぶりに1万9000円台を回復しましたが、引け値でも大台をキープしたことから、下値不安が遠のいています。地政学リスクを意識した円買いは一服しており、午後からは朝鮮人の大規模火力演習のニュースが伝わりましたが、特に嫌気する動きはありませんでした。東証1部の売買代金は概算で2兆3000億円と2兆円を超え、一旦戻すところまで戻したといったところです。

市場の関心は26日に発表が予定されている米税制改革案と28日に期限を迎える暫定予算措置に移っており、トランプ大統領の政策執行能力が問われることになるのでしょう。引き続き米長期金利と為替睨みの展開で三菱UFJ(8306)はじめとしたメガバンクが指標になると見ていますが、連休控えでポジションを大きく傾けることもできませんので、膠着感の強い展開が続きそうです。

こうしたなか注目の日本電産の決算発表がありました。18年3月期は連結営業利益1600億円(前期比14.0%増)と市場コンセンサスをやや下回りましたが、為替は1ドル105円を前提としており、2ケタ増益でなお上ぶれが期待できる内容です。公約配当性向30%で前期に続き90円(前期85円)への増配も予定しており、市場の反応が良ければ、相場全体へ好影響を与えるでしょう。

また、昨年12月につけた最高値3750円から3分の1水準まで売り込まれていた安永(7271)や希薄化懸念で急落したスミダコーポ(6817)が大幅高に買われるなど、リバウンド狙いの動きも活発化しています。

好業績で新値抜けから一段高が期待できる動物高度医療(6039)、EIZO(6737)に加え、信用買残の整理が進み始めた澤藤電機(6901)も切り返しのタイミングを迎えました。

花咲 翁

 

 

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