29日の東京市場は続落、北朝鮮の弾道ミサイルを発射のニュースを受け、安く始まった後は押し目買いにプラスで推移していましたが、引けにかけ買い手控えられ小幅なながらマイナスになりました。日経平均は4円高でした。この日は米国がメモリアルデー、ロンドンや中国本土市場なども休場で市場参加者は少なく、東証1部の売買代金は概算で1兆7900億円にとどまっています。為替も111円30銭近辺で小動きとなっており、方向感に乏しい展開でした。
前日も任天堂(7974)が東証1部売買代金トップで新値追いとなり、中小型株相場をリードしましたが、相場全般としては海外投資家の会が細ってきたことが気になります。今後は中小型株のなかでも業績の裏づけがあり、需給関係のいい銘柄に物色対象を絞り込んでいく必要があるでしょう。中小型株相場もいよいよ8合目を過ぎた感がありますが、目先の天井をとりに行く時が最も値幅が出る局面です。割り切った対処は必要ですが、ここを逃す手はありません。
任天堂、Vテクノロジー(7717)、東京エレクトロン(8035)は需給も良く、中核銘柄として一段高が期待できるでしょう。2番手ではミロク情報(9928)とゼンリン(9474)に銘柄を絞り込むことにします。
花咲 翁
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