正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

 20日の東京市場は3日続伸、日経平均は162円高の2万0230円と約1年10カ月ぶりの高値になりました。NY株高や米長期金利上昇に伴う円安を追い風に輸出株から銀行や保険などの金融株にも買いが広がり、東証1部の売買代金は概算で2兆5200億円に膨らんでいます。もっとも国内金利が長期的に低水準で推移するとの見方が強く、金融株が伸び悩んだことで引けにかけやや上げ幅を縮めました。
 主力株は上値の重さを感じさせる展開でしたが、引き続き任天堂(7974)が商いを集め、田淵電機や白井電子などの周辺銘柄に人気が波及するなど相場を牽引しています。米ナスダックで半導体関連などいわゆるFANG(ファング)銘柄が反発に転じたことで、ソフトバンク(9984)や東エレク(8035)、Vテクノロジー(7717)も復調、SCSK(9719)やSMK(6798)も水準を切り上げました。
 前述中核銘柄のほか、ゼンリン(9474)、ミロク情報(9928)、タツモ(6266)、平田機工(6258)の注目銘柄はいずれも堅調で、KYCOMHD(9685)は反発、動物高医(6039)も再び高値を窺う動きです。低位出遅れ銘柄では郷鉄工(6397)に経営再建に絡む思惑から買いが向かいました。
 ただ、新興市場は先駆株が売られたことからマザーズは反落、ジャスダックは新値ながら伸び悩んでおり、ここからは人気銘柄の安易な縦追いは慎みたいところです。業績、成長性から割安感がある銘柄、あるいは出遅れ銘柄へのシフトも頭の隅に置いて行動したいところです。
花咲 翁

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