正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

 29日の東京市場は反発、日経平均は89円高でした。金融株に牽引されたNY株高の流れを受け、メガバンクをはじめとした銀行株のほか、出遅れの鉄鋼や海運など市況関連が買われ、ザラ場で7営業日ぶりに年初来高値を更新しています。ただ、東京都議選を前にした政局の不透明感が心理的な重石になり、後場に入って伸び悩みました。東証1部の売買代金は概算で2兆4400億円をこなしています。
前日も大型株中心の展開で中小型株のリーディングストックは任天堂(7974)、ソフトバンクG(9984)が反発、Vテクノロジー(7717)は下げ渋る一方、東エレク(8035)、は続落するなどまちまちの動きでした。新興市場もジャスダック、マザーズ指数はともに反発しましが、情報セキュリティー関連や時価総額の大きいマクドナルドが賑わう一方、先駆銘柄に値を崩す状況に変わりはありません。
6月第3週の投資部門別株式売買動向を見ると、海外投資家が3週連続で売り越しました。ただ、売越額は92億円と前の週の2065億円から急減しており、先物は買い越しています。外国人投資家は為替次第ではありますが、米長期金利の低下に伴い円安が進んでいますので、今週は買い越しに転じている可能性が高いでしょう。
今後は主力の大型株、いわゆるバリュー株中心の展開がどこまで続くかです。当欄では値幅狙いに主眼を置き、中小型のグロース株を中心に銘柄をピックアップしてきましたので、今週はほぼ開店休業状態になってしまいました。ただ、米ナスダックのハイテクやIT銘柄は落ち着きつつあり、東京市場も先駆銘柄から後発銘柄への資金シフトの動きが見られます。
注目銘柄もミロク情報(9928)や岡本工作(6125)、ゼンリン(9474)、スクエニHD(9684)などはしっかりしていますので、全般物色の方向性を見極めたうえで、再攻勢に出たいと考えています。
花咲 翁

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