6日午前の東京市場は続落、日経平均は28円安です。前日の欧米株安の流れを引き継ぎ、130円超下げてスタートしましたが、日銀の指値オペで為替が円安に振れたことから下げ渋り、寄付きが前場の安値になりました。前場段階の東証1部の売買代金は概算で売買代金は概算で1兆300億円です。
この日の前場も鉄鋼株が買い進まれるなど大型株中心の動きですが、日本半導体製造装置協会の好調な需要予測を受け、東エレクをはじめとした半導体関連銘柄も見直されました。もっとも中小型株は自立反発の域を出ていないことも事実で、いま少し動きを見極める必要があります。マザーズ、ジャスダックの新興市場も同様の動きで、安易にリバウンドを取りにいくのはリスクが大きいでしょう。
一方で動意が目立ってきたのが低位材料株です。岩崎電気(6924)、桂川電機(6416)、ミナトHD(6862)、東邦金属(5781)、郷鉄工(6397)いずれもしっかり、動き出せば短期張りで割り切って対処しましょう。ただ、この日の前場も任天堂が売買代金トップです。あくまでグロース株が主役との見方に変更はなく、基本はインフォテリア(3853)やゼンリン(9474)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)など成長株の本格反騰のタイミングを待ちです。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/