正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

 12日の東京市場は反落、日経平均は97円安でした。米長期金利上昇が一服したことで円が113円半ばまで強含み、自動車など輸出株や銀行株が利益確定売りに押されています。東証1部の売買代金は概算で1兆9800億円と2兆円割れ、6月26日以来の低水準に落ち込んでおり、イエレンFRB議長の議会証言や米経済指標の発表を前に様子見気分が強い展開でした。
 手がかり材料難ながら、出遅れ修正の動きは続いており、トヨタとの関連で材料が出たエンシュウがストップ高に買われたほか、岡本硝子は続騰、TBグループ、ムラキ、レナウンなども値を飛ばすなど、中小型低位株に大きな動きが出ています。ピックアップ銘柄も郷鉄工(6397)、岩崎電気(6924)、ミナトHD(6862)、桂川電機(6416)、東邦金属(5781)いずれもしっかりです。ただし、上場廃止を前にタカタが大幅高に買われるなど、低位株相場はマネーゲームの色彩が強いことも否めません。
 いったんトレンドが出るといくところまでいくのが相場で、今しばらく低位株物色が続くでしょう。ただ、噴き値は利益を確定していく局面です。引け後に日本電気硝子が集計中の2Q業績を大幅に上方修正するなど、今後本格化してくる決算発表に徐々に関心が移っていくと考えられ、低位株に目配せする一方で、新しい流れにも備えるべきでしょう。
花咲 翁

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