18日午前の東京市場は反落、日経平均は127円安で2万円大台を割り込んでいます。米長期金利の上昇一服で112円台前半まで円高が進み、銀行株や自動車をはじめ主力の輸出株に売りが優勢になりました。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆700億円と見送り気分の強い展開です。
個別にはタカタは貸し株の買戻しが一巡したようで、大量の売りを浴び値付かずのまま推移しています。前週まで人気を集めていた低位株への影響が心配される状況で、ピックアップ銘柄のなかで岩崎電気(6924)が上値を追っていますが、ここは利益を確定しておくべきでしょう。この日は2月期決算企業で第1四半期好業績を発表した銘柄が人気を集めており、市場の関心は今後本格化する3月期決算企業の第1四半期決算に移っていきます。
値動きの悪い銘柄は利食い、損切りを含めて手仕舞い、新しい流れに備えましょう。個々で決算内容を吟味する必要がありますが、為替を睨みながら、半導体などのハイテク株をマークしておきましょう。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/