「正直じいさんの大判小判」~テクノロジー株の仕切り直しか

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

 18日の東京市場は反落、日経平均は118円安で、7日以来6営業日ぶりに2万円大台を割って引けました。米長期金利上昇一服に伴い、111円台後半まで進んだ円高が重石になり、銀行株や自動車をはじめ主力の輸出株が売られ、下げ幅を一時175円まで広げました。東証1部売買代金は概算で2兆1100億円です。
 個別ではタカタが前週末で貸株の買戻しが一巡したようで、大量の売りを浴びストップ安比例配分となりました。人気を集めていた低位株への影響が心配される状況で、ピックアップ銘柄でも岩崎電気(6924)が上値を追いましたが、高値警戒感から後場に入って伸び悩んでいます。一方で18年2月期第1四半期の好決算を発表した銘柄が人気を集めるなど、市場の関心はすでに今後本格化する3月期企業の第1四半期決算に移っており、新しい流れに備える局面でしよう。
 手持ち銘柄で値動きが良くない、あるいはファンダメンタルズが伴わない材料株は一旦手仕舞い、好業績銘柄の押し目を狙っていきたいと考えています。決算内容を吟味する必要がありますが、米ナスダックが出直ってきたこともあり、為替を睨みながら、半導体関連などテクノロジー株を仕切り直すことになるでしょう。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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