26日午前の東京市場は反発、日経平均は93円高で2万円を回復しています。前日のNY株が高く、円高が一服したことで買いが優勢でした。ただ、米FOMCの結果待ちで上値を買い上がる勢いはなく、朝高のあと上げ幅を縮めており、前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆600億円にとどまっています。
前日に好決算を発表した信越化学工業(4063)も1Q23%営業増益ではインパクトに欠けたようで、朝高のあと利益確定売りにマイナスに転じました。ただ、きょう引け後の日本電産(6594)、27日の富士通(6702)、8月1日のソニー(6758)は好決算へ期待が強く、相場全般の下値支えていくでしょう。まずはFOMCの結果を受けた為替の動向を見極めたいところです。
ゼンリン(9474)やミロク情報(9928)、スクエニHD(9684)に加え、オハラ(5218)も半導体がらみで業績上ぶれの可能性があるでしょう。低位材料株では当面の利益売りが一巡した東邦金属(5781)を引き続きマークです。
花咲 翁
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