正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

 27日の東京市場は小幅続伸、日経平均は29円高でした。4~6月期好決算を発表した銘柄への買いが優勢で、上げ幅は一時120円を超えましたが、上値では利益確定売りが出て引けにかけ伸び悩んでいます。東証1部の売買代金は概算で2兆5500億円をこなしました。
 やはり、FOMC声明後に米長期金利が弱含み為替が円高に振れていることが気がかりなのでしょう。金融株が売られ、全般の重石になりました。また、7月第3週の投資部門別売買動向を見ても海外投資家が2週連続で買い越しましたが、買越額は861億円と前の週の1732億円から半減しており、先物は2352億円の売り越です。個人も慎重姿勢で額こそ減少しましたが、5週連続で売り越しました。
 それでも1Q2.5倍増収、大幅黒字転換を果たした任天堂(7974)が大商いで値を飛ばすなど、好決算銘柄への反応は上々です。引け後に発表した富士通(6702)は1Q黒字浮上で順調な進捗、アルプス電気(6770)は2Q、通期予想を上方修正しており、オムロン(6645)や以前注目銘柄に取り上げたテラプローブ(6627)も収益が急回復しました。いずれも、上ぶれが期待できるで好調な決算で、8月1日のソニー(6758)を含め、電機、自動車など大手企業にも好決算期待が高まっています。
ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)の1Qは季節要因で赤字ながら赤字幅を大幅に縮小、通期に期待をつなぎました。ミロク情報(9928)は31日、スクエニHD(9684)は8月4日に決算発表を予定しており、引き続き下値を狙っていきたいところです。一方で低位材料株も地合い次第で再浮上の可能性があり、東邦金属(5781)をマークしておきましょう。
花咲 翁

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