正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

21日の東京市場は続伸、日経平均は前日比37円高でした。FOMCの声明を受けた米金利の上昇と円高進行で、金融、不動産や自動車など主力の輸出株に買いが広がりました。ただし、連日の新値で高値警戒感から後場に入って急速に上げ幅を縮めています。東証1部の売買代金は概算で2兆8207億円をこなしました。
日銀金融政策決定会合に今回から審議委員として加わった片岡剛士氏が現状の緩和策は不十分として金融政策の現状維持に反対票を投じたことが上げ幅縮小のきっかけになったようです。利ざや改善期待で買われていた銀行株に売りが出たことが場味を悪くしました。また、円安にもかかわらず、iPhone8に絡むアナリスレポートを嫌気して、村田製作所をはじめとしたアップル関連の電子部品株が軒並み下落しています。
ただ、利益確定売りが出てくるタイミングで、いずれも連騰による過熱感から売る理由にされた感も否めません。全般はショートカバーを誘いやすい状況に変化はなく、9月末配当権利取り方針の買いも入ってきますので、スピード調整はあっても押しは浅いでしょう。日米金利差拡大によりドル買い・円売りが強まるようなら、一段高が期待できると見ています。
ピックアップしている好業績・好取組銘柄は利益確定売りに反落するケースが目立っており、きょうの前場は様子を見たいと思います。それでもキーエンス(6861)や安川電機(6506)、旭化成(3407)、ゼンリン(9474)、東レ(3402)いずれも取組みを良化させており、マークはしておきましょう。
一方、AI関連のテックファーム(3625)には全般水準訂正に対する出遅れ感が強まってきました。当面の底値圏にある福井コンピュータ(9790)を拾うのもいいでしょう。また、空売り候補の阪和興業(8078)も改めてマークです。
花咲 翁

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