4日午前の東京市場は続伸、日経平均は45円高と連日の高値更新です。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1987億円とそこそこの商いをこなしました。前日に200円を超える上昇になったことや、円安一服気味で利益確定売りも出ましたが、NY株高が買い安心感を誘い、底堅い動きです。
東証1部の騰落レシオが129と一部テクニカル指標が過熱感を示していることで、後場も積極的な上値の買いは手控えられそうですが、一方で第3四半期決算発表をにらんだ好業績銘柄への買いが下値を支えるでしょう。目先の利益確定売りに緩んだところは拾い場になると見ています。
ピックアップしている好業績・好取組銘柄で先行した安川電気(6506)、キーエンス(6861)は反落となりましたが、東レ(3402)や明電舎(6508)は堅調でした。育児関連のライクキッズネクスト(6065)は弱含みですが、自民有利となれば再動意の可能が高く、いずれも下値狙いでいいでしょう。AI関連のテックファーム(3625)は中期スタンスでマークしておきたいと考えています。
ただし、10日に朝鮮労働党創建記念日を控え、週末にかけ地政学リスクへの意識が高まると考えられ、あくまで投資枠に余裕を持たせて対処する局面です。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/