「正直じいさんの大判小判」~東宝が期待通リに大幅な増収増益

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

16日大引けの東京市場は10日続伸、日経平均は100円38銭高の2万1255円56銭とこの日も年初来高値を更新しました。先週末のNYダウとナスダックがともに高値を更新、ソフトバンクの1万円台乗せが象徴するように指数構成銘柄の上昇が全般相場を牽引しています。最近はSQ前後で相場が変化することが多いのですが、この日も伸び悩んだ場面では押し目買いに戻す展開となり、先物も上値を取る動きが活発化、SQ明けの週明けも相場の流れが変わらないことから、更に上値を買う動きになっているようです。北朝鮮の軍事行動のリスクは継続しており、防衛関連が引き続き賑わっていますが、 ティラーソン米国務長官が「外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続ける」と語っていることで、現状では過度な不安感は高まっていないようです。衆院選は与党優勢で、22日の投開票日近辺まで上昇が続くアノマリーは生きているようですし、選挙まで大きな調整が無ければ、11月のSQまでは大きな波乱はないと思います。指数的にはジャスダックとマザーズ指数はマイナスで引けており、物色は1部の主力に集中していますが、高値警戒から日経平均の調整があれば、これら新興銘柄の出遅れ感が高まると思っています。
注目銘柄では安川電機(6506)がこの日も新値を取っており、10月23日の決算に注目が集まりそうです。主力株全般が底上げとなればゼンリン(9574)や東レ(3402)、キーエンス(6861)、旭化成(3407)、日本金属(5491)を含めた好業績・好取組銘柄の下値狙いも継続です。育児関連のライクキッズネクスト(6065)は小高く引けており、調整一巡から出直りに期待。既報の東宝(9602)は第2四半期で21.1%増収、32.3%営業増益を達成しました。通期も上ブレが期待できそうです。

 

花咲 翁

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