23日午前の東京市場は15連騰、衆院選で自民党・公明党の与党が大勝し、前週末のNY株が大幅高になったことや円安も追い風になりました。日経平均は寄り付き直後に250円超まで上げ幅を広げた後、いったん伸び悩みましたが、前引けにかけ買い直される強い動きです。前場段階の東証1部売買代金は1兆2766億円で、値上がり銘柄数1625とほぼ全面高商状でした。
大引けに日経平均がプラスをキープすれば1961年以来の最長不倒になりますが、この分だと記録更新はまず間違いないでしょう。ただし、いつまでも上げ続ける相場はありません。きょうの大幅高でさすがに過熱感が漂い始めており、適度な押し目が欲しいところです。作戦通り決算発表日程をにらみながら、好業績銘柄の押し目を待ちましょう。
円の先安観が強まっている状況ですので、好業績・好取組銘柄のなかでも、安川電機(6506)やキーエンス(6861)、東レ(3402)、ローム(6963)など輸出株にターゲットを絞りたいと思います。銘柄選別に悩むなら、225先物ミニや225ETF(1320)を調整場面で拾ってもいいでしょう。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/