2日午前の東京市場は続伸、日経平均38円高です。前日のNY株高と一時114円台まで進んだ円安を受け、寄り付き直後に100円超に上げ幅を広げました。買い一巡後はさすがに利益確定売り押されましたが、いったんマイナスに沈んだ後は押し目買いが入り、再びプラスに浮上しています。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆5578億円をこなしました。
バブル崩壊後の戻り高値2万2666円が意識されているのでしょう。下押せば買い直される強い動きです。下方修正や増額でもコンセンサスに届かなかった銘柄が売られるケースも散見されますが、きょう前場も好決算と自社株買い、EVで材料が出たホンダ(7267)を中心に自動車株が買われるなど、主力株を中心に底堅い展開が続きました。
ピックアップ銘柄では前日引け後に17年12月期通期業績見通しを上方修正した妙徳(6265)が高寄りのあと利益確定売りに押されましたが、下げ渋りの動きです。ただ、ここはいったん見切り売りをして、作戦通りきょう決算発表のイリソ電子(6908)や6日の萩原電気(7467)、立花エレ(8159)、カプコン(9697)、7日のKYCOM(9685)、9日の富士機械(6134)、ハーモニック(6324)などの下値を狙っていきたいと考えています。
花咲 翁
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