「正直じいさんの大判小判」~萩原電、カプコン、立花エレは利益確定

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

7日午前の東京市場は大幅に4日続伸、日経平均は185円高の2万2733円です。円が強含んだことで朝方は小安くスタートしましたが、好業績のソニー(6758)や安川電機(6506)など輸出主力株に海外勢から買いが入り、次第に上げ幅を広げていきました。一時上げ幅は230円近くまで広がり、バブル崩壊後の戻り高値2万2666円を上回っています。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆6794億円をこなしました。
下値は好調な企業業績が支え、海外勢が買いスタンスを強めており、円安一服ながら強い動きです。決算への反応も一部当面の材料出尽くし感や市場コンセンサスに届かなかった銘柄が急落するケースも散見されますが、おおむね順当と言えるでしょう。注目銘柄では前日に通期予想を上方修正した萩原電気(7467)は続伸、2Q営業利益2.9倍に急拡大したカプコン(9697)は新値、2Q31%経常増益の立花エレテック(8159)は続落ながら下げ幅を縮めています。
これら3銘柄はいったん利益を確定して、次はきょう引け後発表予定のKYCOM(9685)、9日の富士機械(6134)、ハーモニック(6324)、10日のモリテック(5986)、エーワン精密(6156)、ヒラノテクシード(6245)、ホソカワミクロン(6277)、愛眼(9854)などの下値を狙っていきましょう。そろそろ、第3四半期以降の動向を意識した銘柄選別が必要な時期になりますが、いましばらくは中小型好業績銘柄の決算プレイで割り切って対処です。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

 

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