「正直じいさんの大判小判」~ソニー、安川電は好業績銘柄の指標

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

8日午前の東京市場は5日ぶりに反落、前日に大幅高で約26年ぶり高値水準まで上昇した反動や138円70銭台へ円が強含んだことから、売りが優勢になりました。ただし、先物へのまとまった売りに日経平均は一時180円近くまで下げ幅を広げましたが、下値では買いが入り、前引けは64円安まで引き戻しています。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆5762億円億円をこなしました。
反落とは言え底堅い動きです。円安一服ながら海外勢の買い越しが続いており、日経平均が100円を超える下げになった場面では必ず押し目買いが入ってきます。東京市場は数十年に一度の地殻変動が起こっていることは間違いでしょう。ただ、ショートカバーを巻き込んでの連騰もそろそろ最終コーナーに入ったとみておくべきです。
決算への反応もおおむね順当ですが、今週末に後半のピークを迎え、そろそろ第3四半期以降の動向を意識した銘柄選別が必要になってきました。ソニー(6758)の9連騰や安川電機(6506)の最高値更新は3Q以降をにらんだ動きとみており、当面の指標銘柄としてマークしておきたいと考えています。
ピックアップ銘柄では、2Q計画未達のKYCOM(9685)が売り込まれましたが、ここから値を崩してまで手じまう必要はないでしょう。下期偏重型で通期計画に変更はありません。以降、9日の富士機械(6134)、ハーモニック(6324)、10日のモリテック(5986)、エーワン精密(6156)、ヒラノテクシード(6245)、ホソカワミクロン(6277)、愛眼(9854)などが業績上振れ候補ですが、あくまで下値狙いです。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

 

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