「正直じいさんの大判小判」~高値波乱に備え下値狙い

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

8日の東京市場は5日ぶりに反落、ただし、日経平均は23円安と小幅安です。大幅高で約26年ぶり高値水準まで上昇した反動や、米法人減税の1年延期検討との報道を受けた円強含みも重しとなり、一時180円近くまで下げ幅を広げました。ただ、売り一巡後は好業績銘柄を中心に押し目買いが入り、急速に下げ渋っています。東証1部の売買代金は概算で3兆3382億円と8日連続で3兆円を超えました。
円安一服ながら海外勢の買い越しが続いており、押し目らしい押し目が入りません。日経平均の騰落レシオは170%と過熱感が強まっていますが、100円を超える下げになった場面では必ず買いが入ってきます。押しが浅いのは大相場の兆候で、東京市場は数十年に一度の地殻変動が起こっていることは間違いでしょう。ただ、急ピッチな上昇が続いてきただけに、高値波乱を警戒しておく必要はあります。
決算への反応もおおむね順当ですが、週末に後半のピークを迎え、そろそろ第3四半期以降の動向を意識した銘柄選別が必要になってきました。ソニー(6758)の9連騰や安川電機(6506)の最高値、キーエンス(6861)の新値更新は3Q以降をにらんだ象徴的な動きと見ており、当面の指標銘柄としてマークしておきたいと考えています。
好決算期待銘柄では9日の富士機械(6134)、ハーモニック(6324)、10日のモリテック(5986)、エーワン精密(6156)、ヒラノテクシード(6245)、ホソカワミクロン(6277)、愛眼(9854)などがに注目していますが、あくまで下値狙いで対処しましょう。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

 

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