13日の東京市場は4日続落、日経平均は300円安と後場後半から下げ幅を広げ安値引けになりました。前週末の海外株安の流れを受け、売り先行でスタート、200円超まで下落したあとは押し目買いに下げ渋っていましたが、戻りの鈍さから引けにかけ短期筋の利益確定売りが膨らんだようです。東証1部の売買代金は概算で2兆7962億円でした。
2カ月間上げ続けてきた相場ですが、さすがに調整局面を迎えたのでしょう。ただし、あくまで長期上昇波動のなかのスピード調整との見方は変えておらず、むしろ、好業績銘柄の押し目を拾うチャンスになると見ています。また、主力株に対して出遅れている中小型株に修正高に向かう銘柄が出てきそうです。
三井金属(5706)やVテクノロジー(7717)が値を飛ばしたほか、ピックアップ銘柄でもホソカワミクロン(6277)やヒラノテクシード(6245)、愛眼(9854)が大幅高に買われるなど、決算を手掛かりにした物色が続きました。ただし、決算プレイはここまでです。
これからは第3四半期以降を見据えた銘柄選別が進んでいきますので、全般切り返しのタイミングと物色の流れを見極めがら、個別に対応していくことになるでしょう。安川電機(6506)やキーエンス(6861)など3Q以降も一段の業績拡大期待できる主力の好業績株の押し目買いの一方で、中小型好業績株や材料株で有力候補を発掘していきたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/