「正直じいさんの大判小判」~買いは中小型株に軸足移す

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

20日の東京市場は3日ぶりに反落、日経平均は135円安でした。前週末のNY株安とドイツ連立協議決裂を受け、111円台後半まで進んだ円高が重しになり、下値を探る展開でした。安くスタートしたあと、貿易統計で輸出が伸びたことで自動車株が買われ下げ渋る場面もありましたが、主力株が利益確定売りに押され値を消しています。東証1部の売買代金は概算で1兆1756億円と細り気味です。
今週は休日を挟んで4日立ち合いということもあって、手控え気分の強い展開ですが、値上がり銘柄数が1263と全体の6割を超えるなど、個別には物色意欲は旺盛で、量子コンピューター関連をはじめ中小型の材料株に買いが向かいました。また、高値波乱が警戒される状況ですが、中長期的な上昇基調に変化はなく、プログラム売買などで振らされ、突っ込んだ場面では好業績主力株か225ETFの押し目も拾いたいところです。
ピックアップ銘柄は安川電機(6506)が連日の最高値と気を吐いており、東京エレクトロン(8035)やアバールデータ(6918)の半導体関連は反落ながら、5日移動平均をキープしており、いずれも下値狙いでいいでしょう。一方でショート狙いでアルコニックス(3036)は5日移動平均線に上値を抑えられ、下値へのバイアスが強まっており、追撃売りでいいと思います。
作戦通り、3Q以降も一段の業績拡大が期待できる好業績株の下値買い、月足ベースで大きく上値乖離し、天井を打った銘柄のショート狙い継続ですが、買いは中小型株軸足を移していきたいと考えています。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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