「正直じいさんの大判小判」~強い銘柄の下値狙い

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

5日午前の東京市場は続落、日経平均は95円安です。

前日のNY市場でナスダック指数が大幅続落、112円台半ばまで円が強含んだことが重しになり、ハイテク株を中心に売られました。下げ幅を180円超に広げた後は日銀ETFへの期待で下げ渋りましたが、ここまで人気を集めていた小型株にも値を崩す銘柄が目立つなど、全体として弱い印象です。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆2635億円でした。
ハイテク株安は米系ファンドが年度末で利益確定に動いていることが要因と見られていますが、「ロシアゲート」問題や北朝鮮を巡る地政学リスクがくすぶるるなかでは押し目買いは慎重にならざるを得ません。また、1カ月前のSQ前日の11月9日に乱高下した経緯があることから、今週末の225先物オプションメジャーSQに向け、先物主導による株価変動へ警戒する必要もあるでしょう。
きょうの後場は全般軟調展開のなか、強い動きを見せている銘柄の下値を狙う一方、明確な下降トレンドに入った銘柄のあや戻しを追撃売りしたいと思います。ピックアップ銘柄では直近IPOのウェルビー【6556】は切り返しから一段高を目指す動き、ディフェンシブ系好業績銘柄の立川ブラインド【7989】も堅調で下値を狙っていいでしょう。
一方、ライクキッズネクスト【6065】、富士製薬【4554】は利益確定売りに押されており様子見。ショート狙いではアルコニックス【3036】は日足デッドクロスで調整色を強めており追撃売り。ニッカトー【5367】は下げ渋りの動きで、いったんを動きを見極めたい考えです。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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