ほぼ全面高商状ですが、前日まで大きく下げていた銘柄への買戻しの動きが主体で、まずはこの流れがどこまで続くかを見極めたいと思います。
7日午前の東京市場は急反発、日経平均は280円高です。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認定すると表明したことに対してNY株が冷静な反応を示し、円が弱含んだことから自律反発に転じました。ただし、買戻しが中心で前場段階の東証1部売買代金は概算で概算で1兆2069億円にとどまっています。
週末にメジャーSQを控え、先物主導による株価変動は予想されていたからでしょう。前日は大幅安で25日移動平均をあっさり割り込みましたが、きょうは利益確定の流れが強まるかたちにはなりませんでした。前日まで大きく調整していた半導体関連など電機セクターを中心に建設株など内需株も買われ、全体を押し上げています。
全般自律反発の流れのなかで、ピックアップしているウェルビー【6556】、ライクキッズネクスト【6065】、立川ブラインド【7989】、ミクニ【7247】、六甲バター【2266】など中小型株には大きな動きはありませんでした。SQ通過後は個人主体に中小型株による値幅取りの動きが強まるとの見方は変えていませんが、きょうの後場は全体の流れをを見極めたいと思います。
一方、ショート狙いのアルコニックス【3036】とニッカトー【5367】も買い戻しに反発しており、後場は様子見とします。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/
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