目次
全般方向感に乏しい
22日午前の東京市場は前日終値を挟んで一進一退する方向感に乏しい展開でした。日経平均は5円安です。前日の米株は3日ぶりに反発しましたが終盤に伸び悩み、為替も113円30銭台で小動きとなっており、売り買いともに手控えられました。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆363億円です。
個別には買い気強い
全般は原油価格上昇を手掛かりに資源株が買われる一方、半導体関連や薬品の一角が売られ、上値を圧迫しましたが、値上がり銘柄数が1152と値下がり779を大きく上回り、個別には買い気の強い展開でした。海外投資家はクリスマス休暇に入っており、主力株は動きが乏しく全般膠着感が強まっていますが、一方で下値も堅く、中小型株の個別物色が続いています。
年明けに向け中小型株中心の展開が続く
ETFのTOPIX型移行や新興企業の来期増益幅拡大予測、ネット証券の手数料引き下げ観測などから年明けに向け中小型株中心の展開が続くとの見方が強まっており、引き続き、明確な上昇トレンドを維持する中小型好業績株や出遅れ株の下値を狙っていっていいでしょう。ミクニ(7247)、立川ブラインド(7989)、日本動物高度医療(6039)、MSコンサル(6555)など注目値銘柄に変更はありません。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
コメント