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前日同様に閑散に売りなし
26日午前の東京市場は方向感なく前日終値を挟んで一進一退の動きでした。日経平均は78銭安です。クリスマス休暇で海外投資家の参戦がなく、前日の欧米市場が休場だったことから手掛かり材料にも乏しく売り買いともに手控えられました。ただし、日銀のETF買いへの思惑から下値を売る様子はなく、前日同様に閑散に売りなしの状況です。前場段階の東証1部の売買代金は概算で7849億円にとどまっています。
直近IPOや値動きのいい中小型株の短期売買続く
きょうは年内受渡最終日で多少の押し目が入るかと思われましたが、薄商いながら底堅く推移しました。このため、カチタス(8919)が新値を追うなど、直近IPOのなかかからセカンダリーで値を飛ばす銘柄が目っています。IPO以外でも上昇トレンドを維持する中小型好業績株や出遅れ株ののなかから値動きのいい銘柄が短期売買の対象になりました。
動物高医と立川ブラインドが新値
年明けに向け中小型株の個別物色が続くと見ており、業績にポイントおいて銘柄を選別していきたいと考えています。ピックアップ銘柄では前日賑わった日本動物高度医療(6039)が続伸、立川ブラインド(7989)は切り返しともに新値、ミクニ(7247)、MSコンサル(6555)は年末事情による換金売りに続落していますが、いずれも下値を拾っていいでしょう。ただし、年末年始の連休を挟むことを考慮して投資枠には余裕を持たせたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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