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後場上げ幅広げ売買代金も3兆円大きく上回る
大発会4日の東京市場は大幅に反発しました。前日の米株最高値更新をを受け、主力株を中心に半導体関連や仮想通貨関連など中小型成長株にも買いが広がり、日経平均は741円高と後場に入って上げ幅を広げています。昨年11月9日以来約2カ月ぶりの2万3000円台回復で、昨年暮れは1兆円台の薄商いが続いていた東証1部の売買代金も概算で3兆2794億円と3兆円を大きく上回りました。
大発会の上げ幅としては22年ぶり
今週は2日間の立ち合いの後3連休となりますので、薄商いで盛り上がりに欠ける展開かと見ていましたが、米国や中国はじめアジア株高に支えられるかたちながら、予想とは裏腹に上々のスタートです。日経平均の上げ幅は米大統領選直後の16年11月10日以来、大発会の上昇としては96年以来22年ぶりの大きさになりました。東証1部の値上がり銘柄数は1778と全体の86%を占めるほぼ全面高商状で、昨年来高値を更新した銘柄は275に達しています。
ゼンリンはじめ上振れ期待銘柄の下値
ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)が大幅高で1カ月ぶりの新値、立花エレテック(8159)や立川ブラインド(7989)も堅調です。日本動物高度医療(6039)は新値更新後、利益確定売りにだれましたが上昇基調に反歌はなく、1月下旬からの第3四半期決算発表へ向けてこれら業績上ブレが期待できる銘柄の下値狙いでいいでしょう。
IPO関連は様子見も修正高局面近い
一方、MSコンサル(6555)、すららネット(3998)はなどIPO関連は主力銘柄に人気を奪われるかたちで小休止となっており、今しばらく様子を見たいと思います。ただし、全般上昇トレンドを確認しており、修正高局面は近いでしょう。
花咲 翁
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