業績相場へシフト【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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2万4000円乗せで当面の達成感

 18日の東京市場は続落しました。日経平均は104円安です。米国株市場でNYダウをはじめ主要3指数が揃って過去最高値を更新したことを受け買戻しが先行、一時上げ幅は200円を超え、約26年2カ月ぶりに2万4000円台に乗せました。ただ、買い一巡後は当面の目標達成感から利益確定売りが優勢になりました。東証1部売買代金は概算で3兆5901億円に膨らんでいます。

膠着感強いが下値売り込む要因はない

 2万4000円越えは国内年金が持ち高調整の売りを出し始める水準で、目標達成は先高感よりも利益確定売りを誘うかたちになりましたが、高値を更新したことは先高を示唆する動きととらえていいでしょう。1月第2週は海外投資家が2週ぶりに小幅に売り越す(売越額316億円)など高値警戒感から買いを手控えており、全般は膠着感の強い展開が続いていますが、下値を売り込む要因は見当たりません。

省力化関連に続き半導体関連買われる

 全般底堅く推移すれば、来週から本格化する3Q決算発表に向けて業績相場にシフトしていくと考えられ、安川電機などロボット、省力化関連に続き、東エレクやスクリンなど半導体関連が買われたのはその兆候と言えるでしょう。その意味であすは今晩のNY株とこれらハイテク株の動向がポイントになり、為替を横目で睨みながら、引き続き中小型好業績株の下値を狙っていきたいと思います。

目先はすららネットのフシ抜けを狙う

 立花エレテック(8159)や立川ブラインド(7989)、日本動物高度医療(6039)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)、ゼンリン(9474)の注目銘柄に変更はありません。目先は直近IPOのすららネット(3998)が上値のフシ目3700円を明確に上抜いてくるようなら追撃買いです。
花咲 翁

証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~

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