円高で利益確定売り優勢
24日午前の東京市場は反落、日経平均は135円安です。前日に1991年11月以来約26年2カ月ぶりの高値を付けた反動とドル・円が一時110円をを割り込むなど円高に振れたことが重石になり、利益確定売りが優勢でした。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆4160億でした。
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安川電機も反落もムードは悪くない
黒田日銀総裁が金融緩和縮小を否定しましたが、為替が円高にフレたことが心理的に響き、値上がりした銘柄に売りが先行しました。注目の安川電機(6506)の3Q決算への反応は85%経常増益と利益急拡大ながら、コンセンサス通りで、利食い売りに反落となりましたが、株価は先行して買われ上場来高値圏にあったことを考慮すれば、事前の期待が強すぎた結果で使用。相場全体のムードを悪くしているわけではありません。
引き続き中小型好業績株の下値狙い
全国企業短期経済観測調査によると大企業製造業の17年度の想定為替レートは1ドル=110円18銭で、現在の為替レートでは輸出大型株をさらに買い上げる状況ではありませんが、収益上振れを期待できる銘柄は個別に買われると見ています。引き続き中小型好業績株の下値狙いでいいでしょう。
ゼンリン新値で動物高医もしっかり
ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)が新値をとり、日本動物高度医療(6039)も高値圏でしっかり、立川ブラインド(7989)、立花エレテック(8159)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)は底堅く、すららネット(3998)は反落ながら、収益上振れ期待が強く、押し目を拾い直しです。2Q高進捗のタイガースポリマー(4231)を注目銘柄に加えておきます。
花咲 翁
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