正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

円安で買戻しも上値は重い

 26日午前の東京市場は反発しました。NYダウが連日で最高値を更新し、トランプ大統領のドル高支持発言を受け、為替が109円半ばの円安に振れたことから、輸出株を中心に買戻しが優勢になりました。ただし、高寄りのあとは上げ幅を縮める上値の重い展開で、前引けの日経平均は34円高です。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆3962億円でした。

現為替では主力の収益上振れ期待できず

 やはり、1ドル110円を割り込んだ現為替レートでは輸出企業の収益上振れは期待できず、上値を買い上がる状況にはないのでしょう。きょう引け後の信越化学(4063)とファナック(5954)の3Q決算発表が注目されますが、いずれも株価は小安く推移しており、下値が警戒されているようです。

個別には物色意欲旺盛

 ただし、東証1部の値上がり銘柄数は1435と全体の7割を占め、ジャスダック指数が続伸、マザーズや2部、中小型指数が反発するなど、個別には物色意欲は旺盛です。全般膠着感が強まるなか、中小型株への資金シフトの動きが続いており、材料の出た銘柄が大幅高に買われるケースが目立つ状況に変わりはありません。

急反発に転じるすららネット

 ピックアップ銘柄ではすららネット(3998)が急反発に転じ、日本動物高度医療(6039)やKYCOM(9685)、立川ブラインド(7989)、立花エレテック(8159)も堅調です。ゼンリン(9474)や新報国製鉄(5542)、MSコンサル(6555)も底堅く、いずれも下値狙いを継続していいでしょう。また、為替の影響を受けにくい中小型好業績株の一角で、以前この欄で取り上げていたライクキッズネクスト(6065)が出直りの動きを強めておりマークしておきたいと思います。
花咲 翁




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