信越化など好決算銘柄が指数支える
週明け29日午前の東京市場は4日営業ぶりに反発しました。前週末の米国株式が最高値を更新した流れを受け、押し目買いが優勢で、やや伸び悩む場面もありましたが、円が弱含んだことや信越化やファナックなど好決算発表銘柄を中心に海外投資家からの買いが入り指数を下支えしました。前引けの日経平均は117円高で、東証1部の売買代金は概算で1兆2317億円です。
為替睨み一進一退の動き続く
前週後半に3日続落していたことから、値ごろ感から押し目買いが入り易いなか、円高に傾いていた為替もドルが買い戻される流れとなったことで、主力の輸出株に押し目買いが広がりました。1ドル110円を割り込んだ為替レートでは輸出企業の収益上振れは期待できず、再び円高方向に振れるようなら、下値を試す展開を覚悟せざるを得ませんが、好調な企業業績が下値を支えており、為替をにらみながら一進一退の展開が続きそうです。
好業績銘柄と中小型株中心の展開続く
きょうの前場は主力株中心の展開で、これまで人気を集めていた中小型株は一服となりましたが、全般膠着感の強い状況に変わりなく、当面は決算発表をにらんだ好業績銘柄と中小型株中心の展開が続くでしょう。きょう引け後の東京エレクトロンデバイス(2760)、日立建機(6305)などの3Q決算が注目されそうです。
為替の影響を受けにくい中小型好業績株
ピックアップ銘柄では立川ブラインド(7989)、立花エレテック(8159)、ゼンリン(9474)、新報国製鉄(5542)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)は堅調。日本動物高度医療(6039)、すららネット(3998)、ライクキッズネクスト(6065)はやや一服となりましたが、引き続き為替の影響を受けにくい中小型好業績株の下値狙いでいいでしょう。特にきょう引け後に決算を発表するゼンリン(9474)に位注目です。。
花咲 翁
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