正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

買い先行も後場から値を消す

 週明け29日の東京市場は小幅ながら4日続落しました。前週末の米国株式が最高値を更新した流れを受け、買い先行でスタート、好決算発表銘柄への買いや米株価指数先物高も支えとなり、一時上げ幅を155円超に広げましたが、大引けは2円安とわずかながらもマイナスです。昼休みの時間に円が強含み、上海総合指数がマイナス転換したことも重しになり後場に入って値を消しました。東証1部の売買代金は概算で2兆5939億円です。

為替睨み一進一退の動き続く

 やはり、1ドル110円を割り込んだ為替レートでは輸出企業の収益上振れは期待できず、上値を買い上がるのはむつかしいのでしょう。好決算発表銘柄も信越化学の終日高値圏で堅調に推移しましたが、ファナックは朝高のあと戻り売りに押され、マイナスに沈む場面もありました。当面は円高が進むようなら、下値を試す展開を覚悟せざるを得ない状況で、為替をにらみながら一進一退の展開が続きそうです。

全般膠着感が強まるなか中小型株物色続く

 きょうのは主力株中心の展開で、これまで人気を集めていた中小型株に利益確定売りに反落する銘柄が目立ちましたが、全般膠着感が強まるなか、中小型株が物色の主体になる状況に変わりはなさそうです。引き続き為替の影響を受けにくい中小型好業績株の下値狙いでいいでしょう。

日立建機は通期上方修正でゼンリンは収益急改善

 きょう引け後に発表された3Q決算では予想通り日立建機(6305)が利益急増で通期計画を上方修正しており、東京エレクトロンデバイス(2760)は営業利益4倍と収益急拡大。ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)が営業利益7億2200万円と前年同期の5900万円から収益急改善しました。あすは東京エレクトロン(8035)の3Q決算に注目です。

為替睨みながらKOAもマーク

 このほか、立川ブラインド(7989)や立花エレテック(8159)、新報国製鉄(5542)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)、日本動物高度医療(6039)、すららネット(3998)、ライクキッズネクスト(6065)など注目銘柄に変更はありません。いずれも収益上振れ、あるいは急改善が期待されます。為替睨みながらIC、複合部品が好調なKOA(6999)もマークしておきましょう。
花咲 翁




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