正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

米国株安と円高で売り優勢

 30日午前の東京市場は続落、日経平均は152円安です。前日の米国株安と円が高止まりしていることから売りが優勢でした。押し目買いに持ち直す場面もありましたが、円が再び強含むと先物への売りを交えて軟化、一時下げ幅を200円超に広げています。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆3118億円でした。

円高で積極的な買いは入らず

 下値を売り込む動きはありませんが、やはり、1ドル110円を割り込んだ為替レートでは輸出企業の収益上振れは期待できず、積極的に買いを入れる状況にはないのでしょう。決算への反応は決して悪くはありませんが、事前の期待を上回った銘柄は大幅高に買われる一方、好決算でも期待値に届かなかった銘柄は容赦なく売られ、好決算発表で大幅高に買われていた信越化学(4063)も前日の上げを帳消しにする下げになっています。

決算発表を材料にした日替わりメニューに終始

 当面は円高が進むようなら、下値を試す展開を覚悟せざるを得ない状況で、為替をにらみながら一進一退の展開が続きそうです。これまで人気を集めていた中小型株にも利益確定売りに反落する銘柄が目立つ状況で、中期的な上昇トレンドは変わりはないものの、目先の底値を確認するまでは、決算発表を材料にした日替わりメニューに終始するでしょう。

日立建機大幅高でゼンリンは売り一巡後急速に戻す

 前日引け後に通期計画を上方修正した日立建機(6305)と3Q営業利益4倍と収益が急拡大した東京エレクトロンデバイス(2760)は大幅高に買われ、ピックアップ銘柄では3Q収益急改善のゼンリン(9474)は当面の材料出尽くし感から大幅安で寄り付きましたが、売り一巡後は急速に下げ幅を縮めています。注目銘柄の決算への反応は上々ですが、きょう引け後の東京エレクトロン(8035)の3Q決算とあすの株価の反応を見極めたいところです。

注目銘柄変更ないが買い手控え

 このほか、立川ブラインド(7989)や立花エレテック(8159)、新報国製鉄(5542)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)、日本動物高度医療(6039)、すららネット(3998)、ライクキッズネクスト(6065)など注目銘柄に変更はありません。ただ、全般下げ止まりを確認するまで、買いは手控えたいと思います。
花咲 翁




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