決算など手掛かりに中小型株の局地戦【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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先物主導で引けにかけ下げ幅広げる

 31日の東京市場は6日続落となりました。米国株急落を受け安くスタートしたあと押し目買いに下げ渋り、一時プラスに浮上する場面もありました。ただ、米株価指数先物が伸び悩むと先物主導で売り直され、大引けにかけ下げ幅を広げています。それでも下値では買いが入り、東証1部売買代金は概算で3兆6324億円をこなしました。

好業績株へ押し目買い意欲強く下値は堅い

 日経平均は前日までの5日続落で800円以上の下げていたことから、自律反発の動きは見られましたが、国内機関投資家の決算対策売りなどで上値が重く、後場から売り仕掛けが入った模様です。日経平均は13週移動平均が位置する2万3000円の攻防となっていますが、中長期的な上昇トレンドに変わりはなく、好業績銘柄への押し目買い意欲が強いことから、下値は堅いでしょう。

明豊エンターは噴き値売り

 もっとも、1ドル110円を割り込んだ為替レートでは主力の輸出株を積極的に買いにいけず、あすも決算発表や好業績期待を手掛かりにした中小型株による局地戦が続きそうです。前日の逆行高銘柄では明豊エンター(8927)が大幅高で新値を追っており、噴き値売りで対処。三井エンジ(1737)は下ヒゲ陽線で追撃買い、エヌエフ回路(6864)も切り返すようなら買いを入れていいでしょう。

日本動物高度医療は一部利益確定

 以前からのピックアップ銘柄のなかでは日本動物高度医療(6039)が急伸し最高値を更新しており、一部利益を確定。このほか、ゼンリン(9474)や立川ブラインド(7989)、立花エレテック(8159)、新報国製鉄(5542)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)、すららネット(3998)、ライクキッズネクスト(6065)など注目銘柄に変更はありませんが、今少し地合いが落ち着くまで様子を見極めたいと思います。
花咲 翁

証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~

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