正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

安寄り後も売りは途切れず

 2日午前の東京市場は急反落、日経平均は304円安です。米長期金利の上昇への懸念から主力株を中心に売りが広がりました。前日に400円近く上げていた反動で利益確定売りが先行、寄り後も売りは途切れず、日銀が固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指値オペ」の実施を通知したことで下げ渋る場面はありましたが、NYダウ先物が下落すると再び軟化し一時360円超に下げ幅を広げています。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆5701億円をこなしました。

米長期金利上昇で海外資金入りにくい状況

 前日の米国市場で長期金利が2.79%と、14年4月以来の水準に上昇し、株式から債券への資金移動が活発化するとの懸念が広がっており、海外投資家の買いが入りにくい状況です。午後は日銀ETF買い入れ観測が需給面での下支えになる可能性はありますが、週末要因に加え、米雇用統計を控えていることから、積極的な買いは手控えられるでしょう。

中小型株への物色意欲自体は衰えず

 もっとも、好調な企業業績と日経平均の予想EPS)水準からここからの下値は売り込みにくく、中小型株で好決算を発表した銘柄が値を飛ばすなど、物色意欲自体は衰えていません。中小型好業績銘柄の指標と見ている任天堂(7974)も反落ですが、押し目は浅く地合いが落ち着けば、切り返しから一段高を期待できる動きです。

KIMOTOと日本精化が逆行高

 日本動物高度医療(6039)、三井エンジ(1737)、立花エレテック(8159)、新報国製鉄(5542)、KYCOM(9685)、MSコンサル(6555)、テセック(6337)、ソウルドアウト(6553)など注目銘柄に変更はありません。ただ、これらは地合いが落ち着くまで様子を見るとして、きょうの急落場面で逆行高している好業績銘柄のKIMOTO(7908)と日本精化(4362)に打診買いを入れたいと思います。
花咲 翁

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