リスク回避の売りに全面安

5日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は前週末比592円安と下げ幅は16年11月9日の919円84銭安以来の大きさです。12月29日大納会以来の2万3000円割れで、13週移動平均も割り込んでいます。米長期金利の上昇を受け米国が急落したことで、主力株を中心にリスク回避売りが広がり、値下がり銘柄数が1930と全体の93%を占める全面安商状でした。

米株の一段安を警戒

前週末のNYダウ平均で665ドル安と急落しましたので、東京市場の大幅安も致し方ないでしょうが、日経平均のPERは14.7倍まで低下しています。好調な企業業績がここからの下値を支えると見られ、売り込み辛いのも事実でしよう。ただし、時間外取引で米株価指数先物が売られるなど、米国株は一段安が懸念され、後場に入って下げ渋る場面もありましたが、戻りは限られました。

今晩の米株次第ながら当面は楽観許さず

あすの東京市場は今晩の米株次第ということになりますが、SQ週ということで先物主導による乱高下が警戒され、慎重姿勢は崩せません。調整の日柄も浅いことから少なくともSQ明けまでは楽観を許さない状況が続くでしょう。

イビデンと日本触媒が予想通り好決算発表

こうしたなかでもソニー(6758)やホンダ(7267)など好決算発表銘柄の一角が買われ、前週末に逆行高していた好業績銘柄のKIMOTO(7908)、は引けにかけ買い直されプラスで引けました。引け後には予想通りイビデン(4062)と日本触媒(4114)が好決算を発表しています。ただ、いずれも全般下げ止まり、あるいは個別に切り返しへの確かな手応えがあるまでは様子を見極めたいと思います。
花咲 翁




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