目次
米FOMC控え後場は様子見
21日の東京市場は反発しました、ただし、日経平均は45円高と小幅な上昇で方向感を欠いています。国株安が重しとなり、下げに転じたあと、円安を支えに切り返し、前場は139円高で引けていましたが、後場に入ると急速に値を消し、再びマイナスに沈む場面もありました。今晩に米FOMC議事録公表を控え、銀行株が売られるなど、ポジション調整もみられ、様子見気分が強まったようです。
一部ハイテクセクターには外人買い観測
東証1部の売買代金は概算で2兆6862億円にとどまり、薄商いのなかインデックス売買に振らされやすい状況が続いており、乱高下気味の展開でした。それでも、好調な企業業績が下値を支えているのでしょう。日経平均のPERは13.1倍と割安感が強く、海外半導体関連銘柄高もあって、ハイテクセクターには海外投資家の買いも観測されています。
地合い落ち着き中小型株
あすはFOMC議事録公表を受けたNY株次第ということになり、2番底への意識は必要ですが、東証1部は値上がり銘柄が過半を占め、個別に物色意欲が強いことに変わりはなく、金融セクターもFOMC後に見直される可能性が高いでしょう。全般地合いが落ち着いてきたことで、中小型株志向がより鮮明になっており、引き続き新値抜け銘柄で値幅を狙っていきたいと思います。
Vテクが中小型好業績株をけん引
ピックアップ銘柄ではVテクノロジー(7717)が日で高値を更新し、中小型好業績株をけん引し始めました。新値抜けのハーバー研究所(4925)、キトー(6049)、新値目前のSMN(6185)に加え、日本電子(6951)やSBSHD(2384)、LINK&M(2170)も追撃買いで対処できるでしょう。
花咲 翁
コメント