続伸も戻り売りに上げ幅縮小
26日午前の東京市場は続伸です。日経平均は179円高でした。米長期金利の上昇一服やVIX指数の低下で投資家の不安心理が後退、前週末の米国株が大幅高になった流れを引き継ぎ、買い先行でスタートしました。ただ、330円超まで上げ幅を広げた後は戻り売りに上げ幅を縮めています。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆1410億でした。
過度の下値警戒は必要なし
対ドルで円が強含んだことが上値の買いを手控えさせましたが、2万2000円台は戻り売り圧力も強いということでしょう。もっとも、日経平均のPERはまだ13.1倍の低水準で、27日に予定されているパウエルFRB議長の議会証言もでに議会報告書が公表されており、過度に下値を警戒する必要はないと考えています。
新興中心に中小型株物色
先物主導によるインデックス売買に振らされる状況に変わりなく、まずは2万2000円台をキープできるかどうかを見極めたいところで、物色は中小型株に向いやすいい状況にも変化はありません。今年第1号IPOのMマート(4380)はこの日もカイ気配を切り上げる好調な滑り出しで、新興銘柄を中心に中小型好業績株、材料株の個別物色が続くと見ています。
ハーバー研究所が最高値
ピックアップ銘柄ではVテクノロジー(7717)は上げ一服ながら、代わって任天堂(7974)が引き続き買われ、中小型好業相場をけん引しており、ハーバー研究所(4925)は最高値、シグマクシス(6088)、日本電子(6951)、キトー(6049)は新値をとってきました。週末から急動意の新田ゼラチン(4977)を含め、引き続きトレンドの強い中小型株で値幅を狙っていきたい考えです。
一方、SMN(6185)LINK&M(2170)は動きが鈍っており、しばらく様子見。テクノHR(6629)と明豊エンタ―(8927)は当面の上値を出し切ったと見ていますが、ショート狙いは強の引けを見てから判断したいと思います。
花咲 翁
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