底割れ回避も今少し様子見極め【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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米国株高受け急反発

 6日午前の東京市場は急反発、日経平均は445円高です。前日の米国株が大幅に上昇した流れをを引き継ぎ、買い優勢でスタートしたあとは、106円40銭台まで進んだ円安がフォローとなり、一時上げ幅を500円超に広げました。東証1部は値上がり銘柄が全体の93%を占める全面高商状です。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1846億をこなしました。

総悲観的な状況は脱する

 トランプ米大統領による保護主義への警戒感がやや後退し、前日までの4日間で1300円超下げていた反動もあって、大幅な上昇となりました。まだ、買戻しの域を出ず、週末にSQを控えていることからも楽観はできませんが、ともあれ、総崩れになっていた中小型株も急反発に転じており、底割れが警戒された総悲観的な状況は脱したようです。

リバウンド狙いは全般動き動き見定めてから

 前日安値が2番底になったのかは、あすの動きを見定めてからになりますが、大きく値を崩した銘柄のなかからリバウンドを狙える対象を探るタイミングにあることは間違いありません。為替を含め外部環境が落ち着けば、13倍台を大きく割り込んだ日経平均のPERなどバリュエーション面からの割安さにも目が向けられてくるでしょう。

個別に銘柄選別も必要

 ただし、きょうはリバウンド態勢は維持できるでしょうが、今後、戻りが鈍るようなら戻り売り圧力が強まることも考えられます。ショート狙いで取り上げたヨータイ(5357)など、上値を出し切ったと見られる中小型株のなかには高寄りのあと伸び悩むケースが散見され、個別にも動きを見極める必要がありそうです。

花咲 翁




相場見通し

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