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反発も上値の買いは手控えられる
8日の東京市場は反発しました。日経平均は115円高です。米国はカナダやメキシコ、その他同盟国を課税の対象から外す方向と伝わり、保護主義への警戒感が和らいだことで、買戻しが優勢でした。ただ、トランプ米大統領が関税計画の詳細を発表する可能性があり、メジャーSQをあすに控えていることから、上値の買いは手控えられました。一時106円台の円安に振れていた為替も再び105円台に押し返されています。
SQ通過により需給不安の後退へ
先物主導のインデックス売買に振らされる状況に変わりはなく、上げ幅を縮めての引けではありますが、日経平均は5日移動平均を上回り、2番底を確認するかたちとなりました。底割れを回避したことで、懸念された中小型株からの資金逃避もなく、マザーズやジャスダック指数も反発しています。あすは日銀金融政策決定会合の結果発表もあることから、膠着感の強い展開が続きそうですが、SQ通過による需給不安の後退から相場つきが変わる可能性があるでしょう。
当面の底値確認した銘柄に買い
大きく値を崩した銘柄でリバウンドを狙うタイミングであり、ショートは手控え、当面の下値を確認したと見られる銘柄に買いを入れる段階と考えます。底値圏で長い陽線を立てたヤクルト(2267)とユニオンツール(6278)を追撃。また、割り切り対処なら以前注目銘柄に取り上げたSMN(6185)が切り返し、15年12月の上場月に付けた最高値をうかがう動きになってきました。
花咲 翁
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