目次
シリア情勢懸念や公文書改ざん問題で買い手控え
11日の東京市場は反落です。日経平均は107円安と後場に入ってやや下げ幅を広げました。米中貿易摩擦への警戒感は和らぎましたが、シリア情勢に対する懸念や国内では公文書改ざん・隠蔽問題も買いを手控えさせ、徐々に下値を切り下げる軟調な展開です。東証1部の売買代金は概算で2兆5586億円とやや細っており、値下がり銘柄が1278と6割強を占めました。
外需へ資金シフトの兆候
週末にSQを控え、このところ人気を集めていた中小型株や内需株など高値圏にある銘柄が利益確定売りに値を崩すケースが散見されましたが、一方で米中貿易摩擦懸念が後退したことから、外需セクターへシフトする動きがみられました。リバランスによる好循環になるようなら相場にはプラスですが、明確に資金シフトが強まるかはまだ様子を見極める必要があるでしょう。
一本立ち銘柄を狙う
ピックアップ銘柄は中小型株が主体で、ソウルドアウト(6553)、シグマクシス(6088)、ヤクルト(2267)、シスメックス(6869)も利益確定売りに押されており、いったん手仕舞って銘柄入れ替えを含めて再考したいと思います。デイトレ候補も同様に材料が出ても伸び悩むケースが目立ちました。ただ、サムシングHD(1408)が連日でストップ高、マネックスG(8698)も新値を追うなど、全般膠着感が強まるなか、一本立ちしてくる銘柄もありますので、地合い見合いで随時候補を取りあげていきたいと考えています。
花咲 翁
コメント