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反発も上値の買いは手控え
10日午前の東京市場は反発、日経平均は37円高です。中東リスクはくすぶるものの、前日の欧米株式市場が高く、為替が円安傾向に振れたことから買い先行でスタートしました。ただ、あすにオプションSQを控え上値の買いは手控えられ、上げ幅を縮めています。
決算への反応は明暗
決算への反応について、円安の追い風もあってトヨタ(7203)はが売買代金トップで続伸となりましたが、ソフトバンクG(9984)は軟調で、明暗を分けています。ピックアップ銘柄ではソウルドアウト(6553)が決算発表後も利益確定売りをこなして堅調ですが、シスメックス(6869)は前期は計画を上回り2ケタ超の増益で着地しましたが、今期の慎重な予想が嫌気されたようで急落しています。
決算プレイの難しさを実感
当面は決算発表を手掛かりにした好業績株物色が続くでしょうが、今回は特に好業績を発表しても出尽くし感から売られる銘柄が多い印象です。いわゆる決算プレイの難しさを実感させる展開で、主要企業の決算と株価の反応を見極めながら、投資スタンスを判断したいと考えます。
花咲 翁
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