目次
後場はやや売り優勢
22日の東京市場は小幅反落となりました。日経平均は42円安です。前場は前日終値を挟んで一進一退で推移していましたが、後場はやや売りが優勢でした。米中貿易摩擦問題への懸念が後退したことで、前日のNYダウは300ドル近く上昇しましたが、日経平均は前日まで3日続伸して2万3000円大台を回復し、一部指標に過熱感があったことから上値は重く、FOMCの議事要旨発表をあすに控えていることも買いを手控えさせました。
2部や新興市場が続伸
ただし、短期的な利益確定の動きが下げの要因で、下値には買いが入り、日経平均の日中値幅は80円弱にとどまっています。好調な企業業績と断続的に入るショートカバーを含めた海外勢の買いが相場を支えており、今晩の米国株が落ち着いていれば、改めて買いが入るでしょう。また、出遅れていた2部指数やマザーズ、ジャスダックが続伸するなど、出直りの動きを強めており、日経平均が伸び悩むようなら、中小型株に出番が回ってきそうです。
ソウルドアウトが連日の最高値
ピックアップ銘柄のなかではやはり新興市場のソウルドアウト(6553)が利益確定売りをこなして連日で最高値を更新しており、シスメックス(6869)やマネックスG(8698)も底堅く、引き続き下値を狙っていっていいでしょう。ただ、立花エレテック(8159)は5日線が下降に転じましたので、25日線や26週線が走る2100円までの下げ止まりを確認してからと考えています。デイトレ候補は直近IPOを中心に取り上げていますが、いずれも利食い先行のあと下げ幅を縮めており、押し目を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
コメント